東京にはとても大勢の人が住んでいますので、借金問題で苦しむ人の数もその分だけ多くなっています。一昔前までは、貸金業者を規制する法律の整備があまり進んでいなかったため、借金問題で苦しんだ挙句、一家心中や自殺などの最悪の選択をするケースが少なくありませんでした。あまりにも悲劇的な事件が多発したため、大きな社会問題になったほどでした。

しかし、その後、貸金業者を規制する法律が改正される一方で、借金問題を合法的に解決する方法の整備も進みました。そのおかげで、借金問題を解決するために最悪の手段を選ぶ人の数がグッと少なくなりました。

借金問題を合法的に解決する手続きを、債務整理と呼びます。債務整理の方法は4種類に分けることができるのですが、どの方法を選ぶかによって、その後に発生する法的効果が大きく変わってくることになります。

また、そもそも借金問題で苦しんでいる当事者が抱えている事情や置かれている状況等によって、選ぶべき債務整理の方法が変わってくることになります。ただし、法律の専門知識を有していない限り、どの方法が最善の方法であるのかを見極めることはできません。また、方法選択後に取るべき具体的な手続きも複雑であるため、多くの人が弁護士や司法書士を利用しています。

難易度の高い債務整理

東京には、債務整理業務を得意としている弁護士や司法書士がたくさん存在しています。もともと東京で営業している弁護士や司法書士の数自体がとても多いことに加え、先程も述べた通り東京には借金問題で苦しんでいる消費者がたくさんいるため、債務整理サービスを提供する専門家が多くなっています。多くの需要があるところに、供給が集中するのは、市場原理からすると当然のことです。

数ある債務整理方法のうち、個人再生の手続きは特に難易度が高いため、弁護士や司法書士の利用が必須になっていると言われています。個人再生というのは、一部の借金の残高を大幅に減額してもらう方法によって、債務者の経済的な再起を図る方法です。実際には、住宅ローンの返済に行き詰まっている人が、住宅ローン以外の借金の残高をほぼゼロに近いほど減らしてもらうことによって、住宅ローンの返済を続けていけるようにするために、個人再生手続きが取られるケースが多いです。

この方法であれば、債務者が自宅を失わなくて済むというメリットがあるのですが、住宅ローン以外の借金の債権者に大きな損失を負わせてしまう方法であるため、厳格な手続きが要求されています。